ピックアップシェフ

ひとりでも料理の楽しさを感じてもらいたいな、いろいろな形でインターネットの世界にたくさん注入していくことをもっともっとやっていきたい、そんな想いで仕事をしています。

企画・編集としてお手伝いさせていただいているWEBサイト「シェフごはん」はスタートから1年経ちました。

サイトがオープンしたばかりのころに、第二子の妊娠が判明してスタッフをドキドキさせたり、ミーティングでは、好き放題、ワガママ言い放題。そんな私を温かい目でサポートいただくぐるなび社員のみなさまには感謝しかありません。まずはありがとうございます。

いくつかのコーナーがありますが、なかでも魂を込めているひとつが「ピックアップシェフ」。毎月ひとりのシェフをとりあげて、いままでの生き様、料理への想いをうかがい、思い出の料理を教えてもらうという内容です。シェフごはんで、企画の相談をうけたときに、これはやりたいと熱く語り実現したものです。

「すげー、かっこいいー」

クックパッドのときから、仕事でいろいろな料理レシピの取材をすることが多かったのですが、取材の合間に聞く料理家やシェフのお話。
食材そして料理への想い、お店でのお客さまへの感謝の気持ち。みんな優しく、そしてかっこいいんです。いつも取材終わると、シェフそしてお店のファンになっていました。
ただ、ページに掲載するのはシズル感ただよう写真とレシピ。いくら丁寧に書いても、そのかっこよさを伝える事はできませんでした。取材をする度に、うまく言えませんが、自分だけ得した感がもどかしく、なんとかこの気持ちをもっと多くの人に知ってもらう事はできないかと感じていました。そうしてシェフごはんで、新企画を考えてほしいと相談されて、真っ先に思いついたのが”ピックアップシェフ”でした。

まず、わたしが実際にお会いしたときに感じた「すげー、かっこいいー!」をどう伝えるか散々悩みに悩みました。そしてだした結論は『シェフがシェアしたくなる記事にしよう』というところでした。

まだできたばかりの新しいサービスだったので、予算も少なくシェフへの謝礼は少ししかお支払いできません。さらにサイトをみてくれるユーザー数も少ないので、お店への集客もそれほどいまは期待ができないので、メリット提示も難しいかんじでした。そんな厳しい条件のなかで、いまをときめくスターシェフに取材協力してもらうには、お金という価値以上、つまりこの取材をうけてよかったと感じてもらいたいというのがありました。
それは、シェフがありがとう!うれしいよ!と思わず言ってしまうページだろうと。フェイスブックなどで、思わず「取材されちゃいました」って言いたくなっちゃうページ。それはシェフが自慢したくなる、シェアしたくなる記事だと。もちろんそれは、シェフそのままなので読者にも感動を与えるはずだと。

まず、ライターとカメラマンは最高のキャストにしなければいけないと、キャスティングを考えました。
ライターは誰でもいいということはありません。自分が口にだしていることを、うまくくみとり、わかりやすい表現で書いてくれる才能のある人、同じことをいっていても書き手によっていかにも変わるんだということは、自らがいろいろな取材をうけていて感じた事でした。結果、友人である北條さんにお願いすることにしました。彼女のインタビュー文は、有名女性雑誌でいつもみていました。文章から、インタビューをうけた相手の人柄が伝わってくるというか、なんだか身近でその人がしゃべっているようなそんな感じ。いつかお願いしたいなと思っていました。もう彼女しか浮かびませんでした。
カメラマンは、AERAで連載されている「働く夫婦カンケイ」やきょうの料理ビギナーズでいつも気になっていたカメラマン、キッチンミノルさんにお願いしました。
生の感じが、つたわる写真が好きでした。そんな信じられるスタッフなので、撮影では、オーダーは必要最小限にし、あとはおまかせしています。それでいつも完璧な素材があがってきます。

もうひとつのこだわりは、「しっかり読ませる。」デザイン。
写真も大きくつかいますし、文章はとても長い。読んでいるうちに吸い込まれるようなそんなページにしなければいけない。私はクックパッドでは、広告タイアップの編集などを担当していましたが、「ユーザーは長いページは読まない」といわれていました。読んでもらうために、ページは短くする。写真を小さくトリミングして、可愛いフレームをつける。キャッチコピーは短く色をつけてデザインする。でも、広告とは違うのでいままでの考え方は全部捨ててゼロベースで考えました。また定期的な運用を考えて、自動化できる型をつくりました。

そうしてうまれたのが、ピックアップシェフでした。わたしが会いたい!かっこいい!と思った思いが伝わっているだろうか、そう思いながらちょっとずつデザインも変えたり、構成をつくりこんでいます。スタートして1年たち、最近ではページが公開後にシェフ自身がフェイスブックなどで宣伝してくれることが増えました。なんだかその様子をみるとひとりガッツポーズしています。あととてもいい撮影ありがとうとも言ってもらったこともあります。ほんとうに嬉しいです。

1年たって思ったのは、誰かが食べた料理の感想や評価でお店を選ぶのではなく、自分自身の軸で”あのシェフの料理が食べたい”と感じてお店を選んでいく世界のほうがいいのではないかとも思っています。シェフのレシピをみておうちでつくってもいいし、お店に足をはこんでもいいし。そんな世界をつくってみるのもいいななんて。

まだまだ勉強することは山積みだし、もっとやらなきゃいけないな。

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